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まず、絶対パスとは以前に説明した次のようなアドレスです。
c:\文書\test.txt

相対パスの説明に移ります。
以下の3つのファイルがあるとします。
c:\文書\test.txt
c:\文書\image\wan.jpg
c:\音楽\guitar.mid
次の条件が成立します。
c:\文書\test.txtから見て、wan.jpgは、image\wan.jpgにあります。
c:\文書\test.txtから見て、guitar.midは、..\音楽\guitar.midにあります。
c:\音楽\guitar.midから見て、test.xtは、..\文書\test.txtにあります。
c:\文書\image\wan.jpgから見て、test.txtは、..\test.txtにあります。
c:\文書\image\wan.jpgから見て、guitar.midは、..\..\音楽\guitar.midにあります。
..\(ドットドットエン)とは、下位のフォルダを指し示します。
..\の例
c:\文書の下はc:\です。
c:\文書\imageの下はc:\文書です

相対座標は、相対座標の元になるフォルダ、もしくはファイルの存在するフォルダを基準に、 そこからどの位置に他のファイルがあるかを指し示すものです。

説明が難しいため、多くの例をあげましたが、いかがでしょうか?




相対パスといえば、皆さんが読んでいるこのページはHTML形式で記述していますが、この形式のファイルでは相対パスを多用します。

殆どの方はインターネットエクスプローラーを使用していると思います。アドレス欄は次のように表示されていますよね?
http://www.es-lab.net/recom/recom06.html

このウェブページの説明用に、次のファイルをおいています。
http://www.es-lab.net/recom/image/recom06-050.png

これはHTMLファイルの記述方法の1つですが、イメージを表示する場合、<IMG>というタグを使うのですが、 <IMG src="image/recom06-050.png">と記述すると、次の画像を表示します。


これは、このHTMLファイルがあるフォルダからの相対座標。

相対パスは、こういった使い方をするんですね。